大学の受験勉強は何からすればいい?はじめに取り組むべきことや計画の立て方を解説!

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大学受験を控え、膨大な勉強量を前に「何から始めればいいのか」と頭を抱えていませんか?

多くの受験生が直面するこの悩みを解決するために、本記事では受験勉強のスタート地点から効率的に対策を進めるためのポイントを徹底解説します。

志望校選びからスケジュールの立て方・モチベーション維持のコツまで、受験を成功に導くための具体的な方法を紹介します。

本記事を読めば、受験勉強の不安が解消され、自分に合った学習計画が見えてくるでしょう。

ぜひ参考にしてみてください。

受験勉強は何からすればいい?はじめに取り組むべきこと

大学受験の勉強を始める際は、何から手をつけるべきか明確にすることが大切です。ここでは、受験勉強を始める前に取り組むべき5つの重要なポイントを紹介します。

  1. 大学で何を学びたいのかを考える
  2. 志望校・学部・学科を決める
  3. 入試制度を調べる
  4. 現時点での学力を把握する
  5. 基礎問題集を1冊選んで取り組む

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 大学で何を学びたいのかを考える

大学受験勉強を始める前に、まず自分が何を学びたいのかを明確にすることが重要です。自分の興味・関心を分析し、将来やりたいことに合った学部や学科を探すことから始めましょう。

得意科目から志望学部を考えるのもひとつの方法です。たとえば、国語が得意なら文学・法学、英語なら外国語学・国際関係学などが候補に挙がります。

興味がある学部・学科があれば、オープンキャンパスに参加したり、大学のホームページを閲覧したりして情報収集することも大切です。

自分の将来像と学びたいことが結びつくと、受験勉強へのモチベーションも高まるでしょう。

2. 志望校・学部・学科を決める

受験勉強を始めるにあたって、まず志望校・学部・学科を決めることが重要です。

志望校選びでは自分の学力と照らし合わせ、偏差値や合格可能性を考慮しましょう。学部・学科は自分の興味関心や将来の目標に合ったものを選ぶことがポイントです。

複数の志望校を設定する場合は、第一志望(チャレンジ校)・第二志望(実力相応校)・第三志望(滑り止め校)というように段階的に考えるとよいでしょう。

志望校が決まれば、その大学の入試科目や配点を調べ、効率的な学習計画を立てられます。

また、過去問を入手して出題傾向を把握することも大切です。明確な目標があれば勉強へのモチベーションも高まり、効果的に学習を進められます。

3. 入試制度を調べる

志望校が決まったら、次は入試制度をしっかり調べましょう。各大学の入試要項やホームページを確認し、一般入試・推薦入試・AO入試などの選択肢をチェックします。

一般入試では、必要な科目や配点を確認することで、学習計画を立てられます。推薦入試やAO入試では、評定平均値や課外活動の実績など、学力以外の条件も重要です。

入試の種類によって出願時期や試験日が異なるので、スケジュールを把握しておくことも大切です。入試制度を理解すれば、自分に合った受験方法を選べるため、効率よく受験対策を進められるでしょう。

国公立大学の入試制度については、以下の記事を参考にしてみてください。

【2025年度最新版】国公立大学受験日程完全ガイド!前期・中期・後期の対策ポイントを解説

4. 現時点での学力を把握する

効果的な受験勉強を始めるには、まず自分の現在の学力を正確に把握することが重要です。模試や実力テストを受けて、各科目の得意・不得意を明確にしましょう。

偏差値や判定だけでなく、科目ごとの正答率や分野別の得点状況も詳しく分析することが大切です。志望校の合格ラインと自分の学力の差を知ることで、必要な勉強量がわかります。

学校の定期テストの結果も参考になりますが、外部模試などの模擬試験で実力を測ることをおすすめします。弱点を把握したら、それを克服するための具体的な学習計画を立てられるでしょう。

現状を客観的に認識することは、効率的な学習を進めるための第一歩です。

5. 基礎問題集を1冊選んで取り組む

受験勉強を始める際は、各科目で基礎問題集を1冊選んで徹底的に取り組むのが効果的です。

基礎問題集は、入試の土台となる重要事項が網羅されています。そのため、基礎問題集の内容を友人に解説できるくらいマスターすれば、応用問題への対応力も高まるでしょう。

問題集は、解説が詳しく自分のレベルに合ったものを選ぶことがポイントです。最初から難しい問題集に手を出すと挫折しやすいので、まずは基礎固めを優先しましょう。

また、間違えた問題は必ず復習し、理解できるまで繰り返し取り組むことが大切です。少なくとも、3周は解きなおす心意気で勉強しましょう。

受験勉強で何からすればいいか迷わないためのスケジュールの立て方

受験勉強を効率的に進めるには、具体的なスケジュールを立てることが大切です。ここでは、効果的なスケジュールの立て方について3つのポイントを紹介します。

  1. 入試日から逆算して計画を立てる
  2. 勉強時間をブロックに分けて管理する
  3. 予定を詰めすぎない

それぞれの方法を実践して、あなたに合った学習計画を作成しましょう。

1. 入試日から逆算して計画を立てる

効果的な受験勉強計画を立てるには、入試日から逆算することが重要です。まず、志望校の入試日程を確認し、そこから逆算して学習計画を組み立てましょう。

一般的に、入試の2〜3ヶ月前には志望校の過去問演習を始める必要があります。そのため、それまでに基礎固めと応用力の養成を終えておくことが望ましいでしょう。

1年前から準備を始めるなら、春から夏は基礎固め・秋から冬は応用力養成・年明けから本番直前は総仕上げという流れが理想的です。

各科目の学習状況や志望校のレベルに応じて、重点的に取り組む期間を設定しましょう。定期的に模試を受けて進捗を確認し、必要に応じて計画を修正することも大切です。

2. 勉強時間をブロックに分けて管理する

効率的な受験勉強を実現するには、勉強時間をブロックに分けて管理する方法が効果的です。1日の勉強時間を45分や90分単位のブロックに区切り、各ブロックで取り組む科目や内容を明確にしましょう。

たとえば、午前中は集中力が高いため数学や理科などの論理的思考力が必要な科目に取り組み、午後は暗記系の科目で知識を定着させる方法が挙げられます。

各ブロックの間には10〜15分の休憩を入れ、集中力を維持することが大切です。科目ごとの重要度や自分の得意・不得意に応じて、ブロックの配分を調整しましょう。

時間をブロックで管理すれば「今何をすべきか」が明確になり、迷いや無駄な時間を減らせます。

3. 予定を詰めすぎない

受験勉強のスケジュールを立てるときは、時間に余裕を持たせることが成功の鍵です。理想を追求するあまり、無理な計画を立てると挫折しやすく、モチベーション低下につながります。

1日に取り組める量を現実的に見積もり、余裕を持ったスケジュールを心がけましょう。計画どおりに進まない日があることを前提に、週に1日は調整日を設けておくのがおすすめです。

休憩や趣味の時間も適度に取り入れ、長期戦に耐えられる勉強計画を立てましょう。

受験勉強のモチベーションを維持する3つのコツ

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受験勉強を成功させるためには、長期間にわたってモチベーションを維持し続けることが重要です。ここでは、受験勉強のモチベーションを保つための3つの効果的な方法を紹介します。

  1. 学習の進捗を見える化する
  2. 教育カウンセラーに相談する
  3. 勉強に集中できる環境を整える

ひとつずつ見ていきましょう。

なお、受験勉強に疲れたときの対処法について知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。

受験勉強に疲れたらどうすればいい?リフレッシュ術やストレスを溜めない方法を紹介

1. 学習の進捗を見える化する

受験勉強のモチベーションを維持するには、学習の進捗を見える化するのが効果的です。勉強した時間や解いた問題数、単語の暗記数などを記録し、自分の成長を実感できるようにしましょう。

具体的には、以下のような方法があげられます。

  • 進捗管理表を作り、毎日の学習内容を色で分けて記入する
  • 教科書や参考書の進み具合を「〇%完了」と数値化する
  • スマホアプリを活用して学習記録をつける

見える化することで「頑張っている自分」を認識でき、受験までの長い道のりを乗り越える力になるでしょう。

2. 教育カウンセラーに相談する

受験勉強で行き詰まりを感じたら、教育カウンセラーに相談するのがおすすめです。教育カウンセラーは学習方法や進路選択について専門的なアドバイスを提供してくれます。

自分では気づかない学習の問題点や効率的な勉強法を客観的に指摘してもらえるのが大きなメリットです。定期的に相談することで目標を再確認し、モチベーションを維持できます。

カウンセリングを通じて自分に合った学習計画を立て直すことで、受験勉強に新たな活力が生まれます。勉強に関する悩みを一人で抱え込まず、専門家に相談することが長期的な受験勉強を乗り切るコツです。

なお、スクール21高等部では、学習カウンセラーがついてサポートします。受験勉強の進め方についてのアドバイスをもらえるので、安心して受験勉強に集中できます。

3. 勉強に集中できる環境を整える

モチベーション維持には、集中できる学習環境を整えることが非常に重要です。まず、勉強専用のスペースを確保し、必要な教材や文具を手の届く範囲に配置しましょう。

スマホは別の部屋に置くか、勉強モードのアプリを活用して誘惑を断ち切ることが効果的です。

また、時間帯によって学習場所を変えるのも効果的で、図書館や自習室など気分転換になる場所を活用するとよいでしょう。

受験勉強の取り組み方に関するよくある質問

受験勉強に関しては、多くの人が同じような疑問を持っています。ここでは、受験生から寄せられるよくある質問とその回答を3つご紹介します。

  • 1日にどれくらい勉強したらいいの?
  • 受験勉強はいつから始めたらいい?
  • 苦手科目をどう克服すればいい?

自分に合った勉強方法を見つけていきましょう。

1. 1日にどれくらい勉強したらいいの?

1日の理想的な勉強時間は個人の学力や志望校のレベルによって異なりますが、平日は3〜5時間、休日は8〜10時間がひとつの目安です。

ただし、単純な時間の長さよりも質の高い勉強時間を確保することのほうが重要です。

無理な長時間勉強は疲労につながり、効率が落ちるため避けましょう。90分勉強したら10〜15分休憩するなど、適度な休憩を挟むことで集中力を維持できます。

自分の集中力が持続する時間を把握し、その時間内で区切って勉強するのが効果的です。勉強時間を記録して振り返り、自分に最適な勉強時間を見つけていくことがモチベーション維持につながります。

勉強時間の長さより内容の充実度を意識し、着実に実力を付けていきましょう。

2. 受験勉強はいつから始めたらいい?

受験勉強の開始時期は、志望校のレベルや現在の学力によって異なりますが、一般的には高校2年生の秋頃から本格的に始めるとよいでしょう。

ただし、基礎学力の向上は1年生のうちから意識して取り組むことが大切です。

2年生の夏休みを利用して弱点を把握し、秋以降に受験を意識した勉強に切り替えていきます。そして、3年生の4月からは受験モードを本格化させ、夏休みまでに基礎固めを完了させることを目指しましょう。

自分の現状を客観的に分析し、無理のない計画を立てることが成功への近道です。

受験勉強を始めるタイミングについて詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。

大学受験の勉強はいつから?本格的に準備し始める時期や科目別の勉強法について解説

3. 苦手科目をどう克服すればいい?

苦手科目の克服には、基礎的な知識や考え方を徹底的に身に付けることから始めましょう。苦手意識を薄めるために、難しい問題に手を出さず、基礎的な問題から着実に取り組むことが大切です。

科目を細分化し、できる分野とできない分野を明確にして、克服しやすい部分から挑戦することがポイントです。得意科目で勢いをつけてから苦手科目に取り組むと、モチベーションを維持しやすくなります。

解けた問題と解けなかった問題をチェックし、わからない箇所が減っていることを確認することも大切です。毎日少しでも触れる習慣をつけ、小さな成功体験を積み重ねていきましょう。

基礎が固まったら過去問や模試に取り組み、実践力を養うことも忘れてはいけません。苦手科目は伸びしろが大きいため、克服できれば大きく点数アップが期待できます。

何から受験勉強をすればいいか迷うなら受験のプロに相談しよう!

受験勉強は広範囲かつ複雑なため、何から始めるべきか迷ってしまうことは無理のないことです。プロの教育カウンセラーに相談することで、自分に合った効率的な学習プランを立てられます。

受験の専門家から客観的なアドバイスを受けることで、無駄な時間を省き、効果的な勉強法を見つけられるでしょう。

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