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スクール21入試情報センター所長・宮川由三のGOGO合格Blog

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2012年08月19日

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Chapter 2 8月20日[夏期講習終盤へ]


  夏期講習の後期が始まって今日が3日目だ。前期、中期と全てがうまくいっていたわけではない。いや、反省と挫折の連続だ。まず、朝きちんと起きたのは初日だけで、2日目からは少しずつ起床時間が遅くなっていった。しまいには母の怒鳴り声で起こされる。
『トモーッ! あなたが起こしてって言うから起こしてるのに何やってんの!1回でおきなさい!(`ヘ´) プンプン。』
『★・・i@>?・・・』
『もう明日から起こさないからね!自分でちゃんとしなさいっ!』

  頑張ろうとしているのにどうしても起きられない・・・。
「否定するだろうけど、きっとさぁ、この夏期講習でしっかりと学力を付けようとは思っていても、心の底から本物の本気にはなっていないんじゃないかな。」
  この濱口先生の言葉に、反射的に抵抗したが、冷静に振り返ってみると大きくはずれてはいないのかもしれなかった。心の奥底を見透かされているような気がした。

「だって、とても楽しみにしているお出かけの日は起きるでしょ?」と、濱口先生。
「でも、それは時間的な予定が決まっているから・・・」と、わたし。

「でもね、朝何時に起きて勉強するっていう計画は、それだけの勉強が必要だからそうするんでしょ。その時間がどうしても必要なんだよね。目標の学力を身につけるには。」
「・・・・・」
私は何も言えない・・・。
「頑張っていることはわかっている。何とかしなきゃ、と思っていることも疑っていません。でもね、明日も明後日も続くから・・・って気持ちがどこかにない? 今日を逃したらもうおしまいだっ!明日はない!というくらいの気持ちになっているのかなぁ?」

  私は自分では一生懸命頑張っているつもりでも、心のどこかで甘えているのかもしれない。それが行動に出てしまうと言うのだろうか。でも、どうしたらいいのだろう? 学校に行くときはきちんと起きているし、部活の試合で早いときにだってきちんと起きている。でも、なんで自分で決めた夏の計画通りに起きられないんだろう。私は少々自己嫌悪に陥りかけていた。

  まてよ、普段学校に行くときも、部活の試合の時間も、自分の意志とは違うところで決まっていることだ。それには順応しているというのに、よりによって“自分で決めたこと”に甘えているとは何ということだろう!!! 私はすっかり自己嫌悪に陥った。なんてだらしなくてダメな人間なんだろう・・・。

  確認テストがあるから勉強するのではない
  学力を付けるための勉強する。
  確認テストはその学力が付いたかどうかをチェックするためのものだ
林先生の言葉だ。これを聞いた時は「確かにそうだ」と思っていたが、本当のところは何もわかっていなかった。確認テストで合格するために私は勉強していたにすぎない。その先の学力をつけて合格を勝ち取るため、というところまで視線が届いていなかった!

  迷っていても仕方ない。これは必ず実行する!ということを書きだして、一つずつ消化していこう。どんなに小さなことでも、“実行する、行動する”ということを重視しよう。

①起床は7時。朝ご飯は必ず食べる。
②その日の自習内容をメモに書き出す。
③1時間に10分は休憩し、必ず体を動かす。
④できなかった問題は必ずその日のうちに解き直す。
⑤夕食後はだらだらしない。時間を決めて行動する。
⑥寝る前に翌日の予定を整理する。
⑦12:30に就寝する。

よし、これが私の“7つの誓い”だ。
誰に誓うというものではない、自分に誓うのだ。
残された夏期講習、自分に誓ったことを毎日こつこつ実践して行こう。

わたしたちの年代は、ある時は子ども扱い、そして別のある時は大人扱いされる。
『まだ中学生なのに〇〇〇・・・』と言われたり、
『もう中学生なんだからそれくらいは自分で〇〇〇・・・』と言われたり・・・。
迷うこともあるが、少なくとも自分で決めた学習、生活目標を実行に移すという部分は、大人としての自分を意識して行動することも必要なのかな。

私は少しだけ明るい気分になり、明日の予定を確認し、12時過ぎに床についた。