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スクール21 blog 記事詳細
2012年11月10日
カテゴリ:イベントのご案内
期末テストまであと10日。なんとか通知表の評定を2上げたい。そうすれば志望校の真星高校に見合った内申点になるはずだ。中間テストはそれほど悪くなかった。苦手な数学も、1学期の中間が68点、期末が72点だったのに対して、2学期の中間テストは75点だった。しかし全体的には、「とてもよかった」言える成績でもなく、得意な社会で90点を割ってしまったり、英語は82点と前回より3点下回っていたのだ。
「では、期末対策特訓に入る前に目標点を決めよう。」と濱口先生。
私は自分の目標点を主要5科合計420点と定めた。(ちなみに過去最高は398点!)内訳は、国語85点(&漢字等の知識事項は全問正解)、数学は現状維持の75点(とはいえ単元を考えると自分としては高いハードルだ)、英語と社会は90点、そして理科が80点。
この目標は何となく立てたのではない。中学校の定期テストを13回経験し、2学期期末というもっとも重要な定期テストを前にしてようやく満足のいく、手ごたえのある準備を進めることができたのだ。その手ごたえを現実的にとらえた目標だ。
私は定期テストの対策で最も重要なのは直前の10日間の集中的な対策授業と問題演習、暗記作業だと信じて疑わなかった。もっとも、中1の初めはそんなことも考えてなかったが・・・。しかし根本から間違っていた!その間違いに気づいたのは面談の時に濱口先生と同席された宮田先生の何気ない言葉だった。今となっては何気ない言葉でなく、わたしの心を見通した意図的な言葉だったようにも感じる。
「中間の試験範囲が2次方程式までだったから、学校の授業は2乗に比例する関数あたりかな。塾では2か月くらい前に学習してるから概略は大丈夫だと思うけど、谷川さんは数学が苦手だから“この単元はもう勉強したから大丈夫”って思わないで、しっかりと中学校の授業を消化してくださいね。学校の数学の授業の取り組みがポイントかな、とても貴重な復習の機会なんだから。そうすれば期末対策も有効になるからね。」
『学校の授業を大切にすることが期末対策に有効』いわれてみれば当たり前なのに、そのことに気づいたのが受験まであと5か月という差し迫った時期。そうだ、定期テスト対策で最も重要なのは、毎日の学校の授業に本気で取り組んで、その日のうちに復習して、問題練習をしてものにしてしまうことだ。それから私の中学校での授業の取り組み、復習の取り組みは一変した。はたから見たらそんなに人が変わったようには見えなかったと思う。でも、私の内面は大きな変化を遂げたのだ。
以前は、学校の授業中、黒板に書かれたそれぞれの先生の特徴的な文字を、細かく意味を考えることもなく板書の配色と同じようにきれいに書き写し、きれいなノートを作り出すことが“授業を受けた”と感じる最も充実感のある作業だった。しかしそれは、“書き写す”という、文字通り“作業”をしたにすぎなかった。書いたことを覚えなければ問題を解けないし、実際に繰り返し問題演習を積まなければすぐに忘れてしまって定着しない。そもそも、板書をノートに書き写すことが主になっていて、肝心な先生の話を聞き漏らしてしまっては内容の理解すらできないままだ。
それからの私は、何をおいても、先生の語る言葉を一言一句聞き漏らすまいと決意し、言ってることを理解することを授業を受ける際の最優先事項にした。時には教科書の該当箇所を確認しながら、時には板書の全体像を確認しながら。きちんと聞いて内容を理解する、ということを最も重要な位置づけにしたため、ノートをとるという作業も全く目的が変わった。話を聞いて理解したことをメモに取るというようになった。大体は黒板に書かれたことを書き写していたが、そのまま写すようなことはしなくなった。先生が話したことを、耳で聞いて意味を理解しそのまま書き取ることも多くなった。そのため、以前のようなきれいなノートではなく、多少乱雑なものになった。しかし、以前のきれいに書き写されたノートよりも、格段に利用価値が高まった。自分が理解したことが、自分の言葉で書かれているからだ。授業の内容を深く理解できただけでなく、のちに復習したり問題演習をしたりするときにとても参考になった。以前のきれいなノートは、確かに自分で書いたものなのに、自分のものではないよう思えてきた。
このような変化を遂げたのは、実は兄のアドバイスの影響も大きかった。私の兄は5歳年上の大学2年生。宮田先生との面談の後に兄の講義ノートを見せてもらった。大学の授業(講義?)ってどんなものなのだろうと、少し興味がわいたのだ。私は兄のノートを見て愕然とする。まったく意味が分かんない!学問的にわからないというのではない。それ以前の問題だ。授業のノートとは全く思えない。意味不明な文の羅列。横っちょのほうにいくつかのまとまったメモが書かれている。ところどころ数式だの人名らしきものが赤ペンで囲まれている。最後のほうには、何やら箇条書きにされたまとめのような文字列。90分の講義だそうだが、使ったノートは3ページ。しかも隙間だらけである。
「これ、ノート???」
「うん、大学の先生ってほとんど黒板使わないんだよね。使うとしても何か単語をメモしたりする程度。」
「えっ、じゃあこのノートってただのメモ見たいなもの?」
「そうだね。先生が語ったことをすべて覚えていることはできないから、キーワードになることとか関連することをメモしているんだ。」
「じゃあ、先生が90分で話したことってこのスカスカの3ページに書かれたことだけなの?」
「いや、そうではないんだ。講義の内容は大体テキストに書かれている。それを順序立てて説明や意見が加えられたりしながら講義が進んでいくんだけど、後になって見直す時のポイントとか、複数の物事のつながりとか、重要ポイントなんかは書かれていないからね。それをノートにメモするわけ。」
「じゃあ、人によってノートの中身は違うんだ。」
「全く違うね。」
「お兄さん前からそんなふうに勉強してたの?」
「いや、中学生の時は黒板に書かれたことをそのまま写してたな。」
「ふ~ん。なるほどねぇ~」
それからだった。宮田先生の何気ない言葉と兄の講義ノート。その2つが見事に私の中で結びついて、授業を受けるための基本姿勢を見出したのだ。
中間テストが終わった4週間前からしっかりと日々の授業を大切にした。だから今度の期末テストの点数がどれくらいを目標にできそうかがわかるのだ。そして、ここから期末テスト直前、全体の試験範囲の見直しと、しっかりと問題演習を積むことができるはずだ。いつもの定期テスト前の対策では、とにかくテストが憂鬱だった。試験範囲の初めのほうは、忘れていることも多かったし、問題を見ても解けなくなっているものが少なくなかった。しかし今回は違う。多少あやふやなことがあるものの、ある程度この1か月の授業の流れがつかめている。
毎日塾の宿題のほかに、学校の復習も短時間だけどコツコツやってきたからだ。復習といっても大したことではない。新しく出てきた単語や漢字等は、その日のうちに練習して覚えるようにした。教科書と自分の言葉でつづったノートを確認して覚えるべきことは別の紙にリストにして覚えた。そして、宿題になっていようとなかろうと、今日学習した部分のワークを解いた。後でもう一度仕上げ学習をするために書き込まずにノートに解いた。これを、主要5教科毎日欠かさず行った。各教科20分くらいで終わった。学校の復習はせいぜい1時間くらいだ。
塾での定期テスト対策は、教科によってもその回によってもプログラムが異なるが、およそ3つのパターンだった。一つは講義形式。教科書内容の重要なところを授業形式で確認する。2つめはチェックテスト大会。単元ごとの問題を網羅的に解くテストを行い、覚えていないところや練習が必要と思われるところのあぶり出しを行う。そして3つ目は、あぶりだされたその時点での“弱点”を埋めるため、徹底的に問題を解きまくるということ。
以前の私は、初めの“教科書講義”の時点ですでにあわてていた。『そういえばこんなことも勉強したなぁ』という何とも今考えるとのんきなスタートだったのである。なぜあわてていたかといえば、初めはのんきだったものの、だんだんと覚えなおさなければならないことの多さに攻めたてられるからだ。
しかし、今回は違う。教科書内容の対策授業では、大部分が頭に残っていることで、再確認をするだけで済んだ。なので、問題を解く力がついているかどうかを確認する“チェックテスト”から私の期末対策は始まったようなものだ。これも、8割くらいは解けるようになっている。あとは不十分な部分の徹底的な演習と暗記事項の毎日のチェックだけだ。気分もかかる時間もこれまでの対策とは比べ物にならない。入口である“授業”の取り組みと意味を生まれ変わらせたおかげで、劇的に変化したのだ。
to be continue・・・